畑田農園の畑田章人です。
先代から私が引き継ぎ、私で何代目になるかもわからないぐらい長く続けています。
有機栽培に切り替えたのは1993年(平成5年)のことでした。
農園の近所で親戚が飛騨牛の生産をしていたのですが、その牛たちの飲水となるのは、私の農園からの雨水だったんです。
当然ですが、その水を摂取して育った牛たちは、消費者へと出荷されていきます。
当時は、化学肥料などを使っていたので、それで良いのか?と思うようになり一念発起して有機栽培に切り替えることを決意しました。
とにかく、有機栽培を始めたばかりの頃は、野菜の病気に悩まされ、売り先の確保もできず・・・で、どうしたものかと思っていました。
やっとの思いで育て上げたトマトが、全滅なんてこともありました。
有機栽培は、とにかく手間がかかります。
有機栽培で育てるトマトやほうれん草は、本当に理解してくれるお客様の手元へ届かないかぎり採算的にも報われず・・・で、安定して有機栽培ができるまでに5年もかかってしまいました。
それでも、農園で手塩にかけて育てた有機トマトを食べたお客様が、「美味しい!こんなトマト食べたことない!」と言ってくれるたびに奮起して、続けることができました。
岐阜だけでなく、少しでも多くの方に、安全なJAS有機の野菜をご賞味いただきたく、東京の青山へ4時間以上かけてファーマーズマーケット@UNUに出店しています。
年に何度も出店しますが、毎回完売になるほど人気です。
また、さらに多くお方にお試しいただけるよう、畑田農園オンラインショップも開設いたしました。
季節の有機野菜を販売しますので、ぜひご覧ください。
2023年には、岐阜県有機農業アドバイザーとしても認定を受けたので、これまでの有機栽培経験を活かしアドバイザーとしても活躍していきたいと思っています。